肉離れ

このようなお悩みはございませんか?

  • スポーツなどで足がつるような痛みが出た
  • 痛みのある場所が腫れている
  • 患部に力が入りづらく歩けない
  • 痛む場所に内出血があったり、触るとへこんでいる
  • 痛みが出た瞬間、ブチッと切れるような感じがした

肉離れとは?

肉離れの正式名称は「筋挫傷(きんざしょう)」といいます。

スポーツを行うなかで、急激な動作をしたり繰り返して筋肉が収縮した結果、筋肉を構成する組織(筋膜・筋繊維)が損傷・断裂をすることをいいます。

肉離れの原因

特にスポーツ中に起こりやすく、筋肉のストレッチ不足や筋肉疲労の蓄積も筋肉が固くなり肉離れが起こりやすくなる要因です。また筋肉量の不足、体内のイオンバランス(ナトリウムやカリウム)が崩れるなどがあります。

体内の水分が不足すると筋肉の柔軟性がなくなり、硬くなって肉離れを起こしやすくなります。

季節的に寒い冬に多発します。気温の低下によって体温も低下し、全身の血流量も夏に比べて低下します。

そのため、冬にウォーミングアップ不足のまま運動を始めると、急激な運動によって血流が確保できず、肉離れが発生しやすくなります。

肉離れの症状は?

肉離れが起こると患部に激痛が起こり、運動を続けられなくなります。

ときには筋肉が断裂した衝撃を感じたり、断裂した瞬間に「プチッ」という音が聞こえたりします。

また、患部が熱をもったり、腫れたり、力が入らなくなったり、筋肉にへこみや内出血が起こることもあります。

肉離れの起こる部位とスポーツ

「大腿四頭筋」(太ももの前)

サッカー、バスケットボール、バレーボールなど

「ハムストリング」(太ももの裏)

短・中・長距離走、アメリカンフットボールなど

「腓腹筋」(ふくらはぎ)

テニスやバトミントン、野球、陸上競技など

肉離れの治療について

肉離れの回復を早めるには怪我直後の「急性期」と怪我から2~3日経過した「慢性期」によって治療方法が異なります。

急性期では、「RICE処置」(安静・冷却・圧迫・挙上)という方法で組織回復を目指した治療を行います。

早期の治療が重要となり、この時期に無理にスポーツをすると症状が長引くことがあります。

慢性期では筋肉の血流改善のため、「手技療法」や「鍼灸治療」を行い、組織の修復促進のため、「ハイボルト療法」を行います。

症状の経過を見ながら、テーピングをしたり、ストレッチを行います。

肉離れを起こしてしまったら、できるだけ早く治療し、痛みを残さないよう、怪我を繰り返さないよう治療していきましょう。

お気軽にご相談ください。